2020.06.30 04:55三月の風友人とも仲間とも違う、同志と呼べる存在の男が3月2日に旅立った。昨年2019年の暮れの時期、末期癌を公にし病と付き合っていく生活を選んだ彼は、他人には清々しく映るくらい変わらぬ態度で生きてきた。たまに更新されるTwitterを見ると、のんびりとした雰囲気はそのままで、冷静に自分を客観視したつぶやきにドキリとさせられたものだ。彼自身最後のツ...
2020.06.29 14:16耳で視る残業。マスクをしながら必死に動いていると呼吸が荒くなり、体温が上昇するのがわかる。身体を酷使したあとは、机に座りパソコンに向かう。パソコンと天井の蛍光灯から角ばった光が眼球に差し込む。ぐったり疲れて帰ってくると、くたびれた身体は浮遊感を伴い、脳と身体が乖離していく感覚に陥る。視覚から得る情報は記号になり、耳から入ってくる音にはもわーんとし...