地方で音楽を鳴らし続けるには

5月最終土曜に秋田市JAMHOUSEにおいて、kan sanoのライブを観る。
中央にステージが設けられ、観客を360°に配したスタイルが斬新だった。プレイヤーとの距離感というものは、大手のイベント会社よりも街のイベンターが手がけたものの方がより近い。そこにプレイヤーと観客とのコミットが生まれやすい。



Kan君のライブ後、永楽で打ち上げをしていたら前の席にorigamiの代表対馬氏がたまたま座り、地方における音楽シーンのあり方について意見交換できた。熱量のある人がインディペンデントな活動を継続していくと、まわりには自然発生的に同調者が増えていく。近い将来、地方と都市部の距離感は限りなくゼロになる。そんなときに頼れる仲間やサポーターが全国各地に存在していることが強みになるはず。
逆に言うと、地道に、しかし確かな熱量で活動してきた地方アーティストならば都市部を中心に活動しているアーティストにも影響を与えうる。つまりは相互作用なのだ!
情報があらゆる方面から降り注ぐ現代だからこそ、顔の見えるコミュニケーションと、お互いがお互いに支えあうプロモーション。そういう環境が整えば逆輸入的な発想で、地方アーティストも都市部から光を与えられることもあるだろう。

とにかく酔いすぎて、話に脈絡がなくなってしまったが、対馬氏の言葉がビンビンに響いた夜だった。

(KAMIYA)

日本に“本当の音楽シーン”を作りたい それには音楽の素晴らしさをわかってもらう努力が必要 | MAKE THE CHANGE PROJECT

渋谷の音楽シーンを牽引するインディペンデントレーベルorigami PRODUCTIONS。mabanua、Shingo Suzuki、関口シンゴ、Kan Sano、SWING-O a.k.a. 45など、今の音楽の現場には欠かせない類いまれな才能を持つプロデューサー兼プレイヤー達を擁するこのレーベルの代表が対馬芳昭氏だ。「小学校3年生くらいで姉の影響で洋楽を聞くようになって、その1〜2年後にはもう洋楽しか聞かないようになっていました。ランドセル背負ってマイケル・ジャクソン聞いていましたよ(笑) それで遠足のバスとかで好きな音楽をかけていいって時に洋楽をかけたりすると、みんな目が点状態なんだけど中には「今の曲なに?」って聞いてくるやつもいて、こちらサイドにどんどん引き込みました。その延長上が今の仕事です(笑)」こう自身のルーツを語る対馬氏。大学卒業後に広告代理店を経てビクターエンターテイメントで音楽の現場に足を踏み入れた。そこで洋楽の宣伝担当として8年を過ごしながらもある思いがあったそう。「当時はD’AngeloやErykah Baduが盛り上がっていた時期だったんですけど、会社が大きい分、なかなかそういうジャンルに力を入れる事ができない。もちろんbmrやラジオのブラック系の番組なんかでは特集が組まれているんだけど、俺の周りに話が通じる人がほんの一部しかいなかった」そんな日々を過ごしていた対馬氏にとって転機となったのがgrooveline、さかいゆうなど渋谷でアンダーグラウンドシーンを形成しつつあった才能たちとの出会いだった。当時渋谷のライブハウスPLUGで行われていたセッションへ足を運んだことがorigami PRODUCTIONS設立への足がかりとなったという。「当時のPLUGでやっていたurbやgrooveline、SOIL & “PIMP” SESSIONSとかのセッションにはすごいプレイヤーがいっぱいいたんですよ。「あれ誰?」って聞くと「あぁ、Adriana Evansのバックでギターやってたやつだよ」とか言われてマジかよっていう(笑) でもそんなすごいプレイヤーたちが飯を食うために自分たちの目指す方向ではないものをやっていたりして。この状況を目の当たりにして、こんなにレベルが高くていい音楽があるならこれをそのまま出したいと思ったんですよね。それなら自分で

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