2020.06.30 04:55三月の風友人とも仲間とも違う、同志と呼べる存在の男が3月2日に旅立った。昨年2019年の暮れの時期、末期癌を公にし病と付き合っていく生活を選んだ彼は、他人には清々しく映るくらい変わらぬ態度で生きてきた。たまに更新されるTwitterを見ると、のんびりとした雰囲気はそのままで、冷静に自分を客観視したつぶやきにドキリとさせられたものだ。彼自身最後のツ...
2020.06.29 14:16耳で視る残業。マスクをしながら必死に動いていると呼吸が荒くなり、体温が上昇するのがわかる。身体を酷使したあとは、机に座りパソコンに向かう。パソコンと天井の蛍光灯から角ばった光が眼球に差し込む。ぐったり疲れて帰ってくると、くたびれた身体は浮遊感を伴い、脳と身体が乖離していく感覚に陥る。視覚から得る情報は記号になり、耳から入ってくる音にはもわーんとし...
2019.03.26 14:38【レポ】Caravan Live in AKITA 2019道端に植えられていた椿がピンクの花をつけた。少し汗ばむくらいの陽気が続き、秋田にも春が来るのかと思っていたが、空からは雪が落ちてきた。そうか、ここは秋田なんだよなとふと思い、何だか不思議な気分になった。この季節は絶え間なく空の色が変わる。学校の道路沿いにある桜の木のつぼみには、うすく雪が積もり花を咲かす日を待っていた。冬が過ぎ、これから春...
2018.11.24 03:01【レポ】ENTER vol.04 feat Dachambo横手市のセレクトショップWANTS AND FREEの2FフリースペースMIXXをジャックして行われた4回目のENTER。高品質な洋服が並ぶ1Fから階段を登ると、バンドステージ、DJステージとわかれ、VJとライティングに彩られたフロアが広がる。今回のゲストはDachamboということで、タートルアイランドに並ぶボリュームの機材を運びこみ、...
2018.11.01 16:37台北の生活とアート10/26から29までの4日間を台北で過ごした。いつも行く観光スポットには足を運ばず、ひたすら街の雰囲気を感じるため、MRT、バス、徒歩を駆使して移動した。台北は至るところにグラフィティとボムが存在する。街でグラフィティやタギングする事を"BOMBすると言う
2018.06.12 02:24地方で共鳴しつづける音楽- DO IT 2018復活後のDO ITを体感しようと、まさにロックの日6月9日山形県は酒田市に向かった。アンダーグラウンドシーンの現在進行形を東北で見られる貴重なフェスとして、DO ITは全国的にも注目されていた。今回のラインナップも主催FRIDAYZを中心に、テニスコーツ、クリトリック・リス、MOROHA、GEZAN、KONCOS、skillkiiisなど...
2018.03.02 04:29おっぱいとドラッグ秋田の冬は長い。3月に入った今日も、窓の外は大荒れである。雪国に住む人間の99%は、雪かきかウィンタースポーツ、もしくは映画鑑賞をして冬を過ごしているに違いない。米国では「Netflix & Chill」(※家でネットフリックスでも観てSEXしようという意味の隠語らしい)という言葉が20代を中心に流行っているそうだ。※参考リンク ...
2017.06.06 14:56能代 感応寺 清水ひろたか×ミナクマリLIVEお寺でのライブはいつも気が引き締まるというか、わずかな緊張感を持ってのぞむことが多い。まぁ、目の前にご本尊がいらっしゃるわけですから当然と言えば当然ですが。6月第1週目の日曜、友人のお寺でのライブがあるということで能代まで出かけてまいりました。実は前日もこの方たちのライブを観たのですが、それほどハマるライブでした。清水ひろたか×ミナクマリ...
2017.06.06 14:27地方で音楽を鳴らし続けるには5月最終土曜に秋田市JAMHOUSEにおいて、kan sanoのライブを観る。中央にステージが設けられ、観客を360°に配したスタイルが斬新だった。プレイヤーとの距離感というものは、大手のイベント会社よりも街のイベンターが手がけたものの方がより近い。そこにプレイヤーと観客とのコミットが生まれやすい。