耳で視る

残業。
マスクをしながら必死に動いていると呼吸が荒くなり、体温が上昇するのがわかる。

身体を酷使したあとは、机に座りパソコンに向かう。

パソコンと天井の蛍光灯から角ばった光が眼球に差し込む。

ぐったり疲れて帰ってくると、くたびれた身体は浮遊感を伴い、脳と身体が乖離していく感覚に陥る。

視覚から得る情報は記号になり、耳から入ってくる音にはもわーんとしたフィルターがかかっている。

そんな状態だからか、この人の書く文章は耳で視ているような感覚にさせられる。

人間は身体を失いつつあるのかもしれない。

FBI AKITA

人と音楽がゆるやかに交差するとき 新たな出会いが生まれ 暮らしに彩りを与える。 私たちが企画し 皆さんに提供するのは そんなささやかな幸せです。 Life is music. Music is life.

0コメント

  • 1000 / 1000