台北の生活とアート
10/26から29までの4日間を台北で過ごした。
いつも行く観光スポットには足を運ばず、ひたすら街の雰囲気を感じるため、MRT、バス、徒歩を駆使して移動した。
台北は至るところにグラフィティとボムが存在する。
街でグラフィティやタギングする事を"BOMBすると言う
メイン通りはグラフィティで溢れていながらも、小綺麗なショップや個人商店が立ち並ぶ。その一方で、薄暗い路地を覗くと、ランニング姿のおっちゃんがタバコを吸っていたり、立ち食いしているおばちゃんがいたり、首輪のない犬がいたりする。
台北の路地裏、脇道は面白い。
そこに住む人は、何か秘め事を隠しているような気さえする。
生々しい台湾人の営みが感じられる。
そんなことを勝手に感じつつも、台湾人は本当に親切な人が多く、片言の台中語と英語を駆使してコミュニケーションをとると、向こうも精一杯手ぶり身振りで応えてくれる。
なので、旅行中困ることはほとんどなかった。
唯一困ったことと言えば、客引きだ。
ちょうど交差点で信号待ちをしていると、若い男から、妙齢の女性、きっと80代であろう老女まで声をかけてくる。
「ホンバンアルヨ、ホンバン」
その言葉を呪文のように唱えられ、ひたすら付いてくる。
そういう時は、
「モウカエルカラ、ダイジョウブ」と言えば引き下がることがわかった。
それでも、目の奥に冷たい光を携えた客引きがホテル脇のビルからするりと出て声をかけてきたときには肝を冷やした。
まだまだ台北の夜は深いことを知った。
(K)
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